2018/03/26

【恋は雨上がりのように】第10話『白雨(はくう)』感想

月を見ながら喜屋武ちゃんの事を思い出すあきらちゃん。

やっぱり喧嘩別れしたままは、お互いに辛いですよね・・・。

前回のスーパームーンへのお願いは届くと信じたいです。


そんな中、古本市のチラシを発見したあきらちゃんは、

店長を誘って行くことにしたようですが・・・。


それでは以下、ネタバレありますのでご注意ください。










いいなぁ~、古本市。一回行ってみたいです。

絶版になってしまった本とか、昔の名作とか。見て回るだけでも楽しそう。


今回店長を誘ったとはいえ、あくまで『友人』として、

お薦めの本を教えてもらうという名目。

デートじゃないけど、デートに見えちゃいます~😊


しかし、あきらちゃんといい店長といい、

空を見上げる仕草で太陽の眩しさ、良く晴れたいい天気だということが

伝わってきますね~。ほんと、表現の仕方が良いアニメだ。



古本市では、店長が学生のころによく通っていた古本屋のおじさんが出店していました。

あきらちゃんの事を最初、店長の娘だと勘違いするおじさん(笑)

まあ、あのぐらいの娘が居てもおかしくはないですからね~😛





~世界で一番短い手紙~

本屋のおじさんは、古葉書も売っていました。

古葉書と言えば書き損じとかだと思っていたんですが、

あんなふうに住所がしっかり書かれている葉書も売るんですね~😲💥


店長が教えてくれた、『世界で一番短い手紙』の話が興味深ったです。

『ヴィクトルユーゴー』が『?』とだけ書いた手紙を出版社に送ったら、

『!』とだけ書いた手紙が出版社から届いた。

信頼関係がある間柄には、言葉なんて不要っていう事ですよね。

後のシーンで、あきらちゃんがそれを早速使っているのが良かったです。

二人の間には信頼関係が築けているっていうことでしょうね😃





~大人、子供~

店長が楽しそうに本を探すところはまるで、子どもみたいでした。

本当に、本が大好きなんでしょうね。

読むときは没頭して読んでいるから周りの声が耳に入らない。

好きなものに、ここまで集中できる店長が羨ましいです。


そんな店長を気遣って、彼を探すときに電話をしようとしてやめたり、

戻ってきて謝る店長に怒りもせず、

『そういうことって誰でもあると思うので』というあきらちゃんが

高校生だけど大人っぽい対応をしていて、二人が対照的で面白かったです。



ちなみに古本屋のおじさんがあきらちゃんに、

店長が小説を書いていたという事を教えてくれます。

あきらちゃんが知ったのはこれが初めてでしたっけ?

部屋で原稿用紙は見たけどしっかり聞いた事はなかったかなあ。







~あきらちゃんと陸上~

今回は喜屋武ちゃんとの仲はまだ、もやもやしたままでした。

LINEみたいなアプリで、

陸上部のタイムラインを眺めるあきらちゃんと喜屋武ちゃんがもどかしい。


『世界で一番短い手紙』の話を聞いた後のあきらちゃんが、

陸上部のタイムラインに『いいね』をしていたんですが、

ちょっとしたことだけど、あれも意思表示の一つだと思いました。

そのあと自分も『いいね』をする喜屋武ちゃんに、

あきらちゃんの思いは伝わっているかな?

ちょっとづつ、二人の距離が縮まっていけばいいなあと思います。




今回びっくりしたのは、あきらちゃんの脚は

リハビリを行う事で、また走れるようになるということ。

全く走れないのかと思っていたので、彼女にはまだ道が残されている。

でも気持ちがついていっていないんですよね、あきらちゃんの。

喜屋武ちゃんは、それを知っていて声かけたり誘ったりしていたのかなあ。

あきらちゃんがしっかり陸上と向き合う日はいつでしょう。




~店長にとって小説は~

ラーメン屋で店長が見たテレビには、偶然にもちひろさんが出演していました。

ちひろさんにとって小説とは『恋人』

切っても切れない間柄なんでしょうね・・・。

店長もかつてはそうだった。

過去の自分に、『俺の文学への思いは誰も救うことができないのか?』

と問われる店長。

まだ、諦めきれてないんでしょうね、店長。

誰かが店長を救ってくれたら、文学への思いにひた走ることができるのか?



ここでちらっと回想として店長の元嫁が初登場するんですが、

人のよさそうな、ショートヘアの美人さんでした。






~燕と、『それから』~

あきらちゃんは、古本市で夏目漱石の『それから』を購入したようです。

本の間にしおりが挟まっていたんですが、古本ならではですね~😊



ガーデンの店先に、燕の巣があり(撤去済み)、

一羽だけなかなか飛び立てなかった燕が居たと話す店長。

ここで、

『仲間と一緒に飛び立てなかったらそのツバメは…どうなってしまうんでしょうか?』

と問いかけるあきらちゃん。今の自分と燕を重ねたんでしょうね・・・。

店長の回答も深い。

『飛び立てなくても…その地にとどまって得る幸せもあるかもしれないね。仲間たちのことも忘れて。でもそのツバメの飛び立たなかった理由が、ただの諦めであったとしたら…きっと毎日空を見上げることになる。ずっと永遠に…』

店長は、小説。あきらちゃんは、陸上。

この言葉はお互いを指しているようでした。




この後あきらちゃんが、店長の小説を読みたいと、

彼を後押しするような発言をします。その一言で、

店長の『文学への思い』は救われたんじゃないでしょうか。

自分の言葉を、自分の小説を読みたいと言ってくれる人がいる。

『本当に飛ぶことを諦めたツバメはきっと空を見上げることも忘れてしまうでしょうから』

ガーデンで一羽、取り残された燕は飛ぶことを諦めていないかった。

店長も、まだ小説をあきらめきれていない。

飛べない燕は、空を飛べました。

じゃあ、店長は?そして、あきらちゃんは?

二人がいつか、夢見たところへ飛んでいけると、私は願っています。






うーん、今回は店長にとってとても大きな回だったのではないでしょうか。

あきらちゃんの一言が店長の後押しをした、っていうのが良かったですね。

あきらちゃんはどうなんでしょう。リハビリ、するのかな。




ちなみに今回、あきらちゃんの髪型が色々変わっていて

新鮮で、見ていて可愛かったです😃!

家にいる時のお団子頭も、店長と古本市へ行った時のおさげ頭も可愛い!